寺子屋から「樹術高専」に進学した金治郎は 来る日も来る日も木を切りまくり その技を磨いたのであった・・・ この感触、ひろこちゃん的に言えば 「か・い・か・ん(快感)かな」 by セーラー服と。。。 「き、金治郎・・・・」 「あ、シバ爺、見てこの切りっぷり、 ついにボク、"樹術開眼" したよ!」 「まだまだ甘いのう 片っぱしから全部切ってどうする」 「木は選別して切らねばならぬぞ」 「目指すは "樹術開眼" ではなく "樹術廻選" じゃ」 「シバ爺。。。お言葉ですが、タイトルは"樹術廻剪" てなってるけど?」 「それはこのシナリオ書いてるもんと絵を描いてるもんが 違うんで許してやれい」 「 "剪" の方が呪術○○の雰囲気にあってたらしいんじゃ」 「 "樹術廻剪" についてはマンガで説明するとたいへんじゃので マイクをお返ししよう」 「わああ、出たー、いつもの説明ほうきー」 「というわけで影アナの "みぃ" です」 かつて里山に代表される雑木林は農業や林業など日常生活を支える場でした。それは同時に多種多様な生き物の生息にも大きな役割を果たしてたんです。 人が「くらし」の為に必要な木を切ることは人と自然が共生していた証で、その行為自体も自然界を構成する必要な行為だったのです。燃料として木を切り、枝を落とし薪や炭にすること、肥料として落ち葉を拾い集める行為は森を常に若返らせ元気にし、知らずのうちに生物の多様性を生んでいたのです) ここでは木を切ること=自然破壊 ではありません。 森の木々の恵みを「順番」にいただくという行為で多種多様な動植物や昆虫が棲みやすい環境を森に与えました。(コレが”廻”という当て字の理由) 森の恵みが枯渇しないように「今切るべき木、残しておく木」を選別、剪定(コレが選・剪という当て字の理由) ここまでが「樹術廻剪」という無理(笑)な造語の語りです。。。 近代の電気・ガスの出現が燃料としての森の価値を奪いました。結果、森の多くは人の手が入らず、放置された状態となりました。森は高木の密集による日照不足、老化による倒木、ササやツルの異常繁殖で、かつて居た希少な動植物たちにとって棲みにくい、暗い環境となっ